audio technica AT-HA2は、市場の評価が分かれる比較的低価格帯のヘッドフォンアンプですが、アンプにJRC 2073Dを使用するなど低価格のパーツを使いおそらくかなり苦労と工夫で製品化されているように感じます。
市場の様々な使用環境を考慮して、保護回路など自作なら入れ込まないような配慮がされていますが、残念ながら使用環境などによりノイズに悩まされます。
最初グランドの引き回しを疑ったのですが、大変良くできた引き回しとなっているようです。



低ノイズ化施策
- 入力信号のインピーダンスを5KΩ以下にする。(これ重要)
- ACアダプターの電圧を極力高めにする。(15Vー20V)
ACアダプターの電圧は、コンデンサの耐圧の関係で決して25Vを超えてはだめなので、20Vまでするのが無難です。実は12Vでも動作はするのですが、内部の12Vレギュレータが正常に動作しなくなりノイジーになりますので15V以上は必須となります。
あとは、入力インピーダンスを下げるためにC1、C11のコンデンサー実装パターンに5.1kΩの抵抗を実装します。
どうでしょう!これで大体の使用環境(極端に出力インピーダンスが高くない)で問題にならないレベルの低ノイズ化できたと思います。
別記事で掲載したLM386を使用した自作のヘッドフォンアンプと、出力に直列に4.7Ωの抵抗が入っている以外、ほぼ同等の性能となりました。


ノイズレベル 100dB以下
歪率 <<0.2%

周波数特性は、20Hz−20kHz ほぼフラット。自作のヘッドフォンに比べると低域が若干落ち気味。これは出力コンデンサが1000uFのため。また若干高域が上がり気味ですが、視聴上感じられないレベル。
参考程度に1kHz時の出力抵抗を測定しました。5.4Ωで直列抵抗4.7Ωから回路構成通りの結果でしょうか。最大出力は、実測で590mW(8Ω)、308mW(32Ω)で十分すぎる音量です。


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